小林 孝彦
所属ジムTEAM 10COUNT
生年月1996/5
出身埼玉県川口市
戦績9戦7勝(5KO)2敗

11月11日(土)に後楽園ホールで行われる日本ユース初代スーパーライト級王座決定戦に出場する小林孝彦(21=TEAM10COUNT)。8月の準決勝では大野俊人(石川立川)と対戦し、後半に盛り返されながらも判定2-0で逃げ切り、東日本新人王決勝で敗れた借りを返した。  決定戦で対峙するのは、昨年度全日本新人王の吉開右京(島袋)を3回TKOで仕留め、全勝記録を10に伸ばしたサウスポーの怪腕、平岡アンディ(21=大橋)。この上なく危険な相手だが、小林もこの2戦はKOから遠ざかっているとはいえ、本来は長身から振り抜く右ストレートでKOの山を築いてきたハードパンチャーだけにKO決着は必至だろう。決定戦を2週間前に控え、黙々と拳を研ぎ澄ませる小林に話を聞いた。

小林 孝彦「思い切り殴り倒す!」

※このインタビュー記事はBOXING MOBILEから独自に許可を頂いて記載させて頂いたものです。
■準決勝で大野選手を破り、東日本新人王戦の雪辱を果たしました。ひとつの自信になったのでは?
小林勝ててよかったんですが、つまらない試合をしてしまったなと。そこまで喜べません。
■前半にペースを奪いながらも、後半に盛り返されたことが反省点だと。
小林あの試合に関してはとにかく勝ちに徹していた。何でもいいからポイントを取ろうと我武者羅でした。プロである以上、もっと面白い試合を見せなきゃダメですね。

■平岡選手の印象を聞かせてください。
小林手足が長く、総合的に良い選手だと思います。ただ、絶対的な強さではない。それほど怖い選手じゃないですね。
■サウスポーは苦手?
小林得意なんですよ!逆にあの上手さでオーソドックスの方が嫌ですね。
■珍しいですね。アマチュアの頃からサウスポーとの対戦が多かった?
小林いや、少なかったですね。28戦して2戦ほど。カウンターを合わせやすいんですよ。右の相手に対してはスイッチもするんですが、今回は封印します。
■平岡選手とは同い年ですね。昔から意識はしていましたか。
小林彼は小学生の頃からテレビに出ていましたからね、アマでは階級も近かったのでやるかなと思っていましたが、結局その機会はなかった。はっきりと意識するようになったのはこの大会が決まってから。10戦全勝の強い選手ですからね。楽しみですよ。

■決勝に向けて課題として取り組んでいることがあれば教えてください。
小林自分的に最近の試合がつまらない、インパクトがなかったので今回はいかに倒すか、それだけです。そのためにスパーリングでもサンドバッグ、ミットでも相手を失神させるつもりで思い切り殴るようにしています。
■どんなところを見てもらいたい?
小林絶対に倒して勝つのでそこを見てほしい。とにかくぶん殴りますよ。
■小林選手にとってユース王座の位置づけは?
小林タイトルがどうのじゃなく、あの4人の中で勝ちあがることに魅力がある。でもベルトはかっこいいので、ここまでボクシングをやってきたひとつの結果として手に入れたい。
■小林選手が目指す選手像は?
小林好きな選手は土屋修平さん。大切なお金と時間を費やしてくれるお客さんに楽しんでもらえるボクサーになりたいですね。
■最後に意気込みをお願いします。
小林KOが至上命題。右でも左でも思い切りよく当てたパンチで倒しますよ。喜んでもらえる試合をしてベルトを巻きます!。

<取材・構成・写真/野原 写真/ボビー>